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ばなはー

 マンションで島バナナや野菜の養液水耕栽培を続ける記録。



「4号」バナナは「パナマ病」なのか?検証してみる。(本日5発目)

「4号」バナナの偽茎途中から飛び出した新葉がほぼ展開終了。



気になるサイズはやはり小さい。



ほぼ葉身だけで50cmの長さ。
子バナナの葉身の3分の2程しかない。

でもこれが出蕾前の葉身のサイズダウンとは思えないところがある。
カタチに普通ではない違和感があり、恐らく生育障害による奇形ではないかと…


そして肝心なパナマ病罹病の可能性は?


昨日

葉鞘が裂けている。
これは典型的なパナマ病の症状。

で、葉っぱは…



多少縁が傷んでいるものの黄変していない。
これは発症してからの時間を考えると「パナマ病」にしてはおかしい。

さらに偽茎の葉鞘…



タテに線状のシミ。
維管束に沿うシミのように思える。

これはパナマ病でも出る症状。


さてどう判断するか?


沖縄方面の某公的研究機関のお二方の専門家の方から頂けた回答はいずれもほぼ同じ。

写真のみの簡易同定でかなり無理に所見を頂いたので可能性として2つ。
1つは…

「パナマ病」罹病の疑い。

もう1つは…

「生育障害」の疑い。


さすが専門家の方らしく色々可能性を指摘して頂けた。



…ってことだが結局これでは解からん。(苦笑)



ただし大きく判断を左右する2つのポイントが…

「パナマ病」は「萎凋病」であるので、徐々に枯れてくるということと、生長が止まるということ。
新葉が展開して、しかも古い葉が枯れずに存在していることは矛盾している。

可能性はかなり低いと判断するべきでしょうなぁ。

偽茎が裂けるという症状も「生育障害」として説明できるし、偽茎表面の維管束に沿うシミも「フザリウム」ではない別の菌による症状だとすれば全て否定できてしまう。
変なところから新葉が偽茎を自ら割って出てきたというのは「萎凋病」ではあり得ないことであろうし。
このことは新葉が普通に外に出ることを阻止してしまうほど、
偽茎の上部に何らかの生育障害が特にひどく出ていたと考える方が自然だと思う。

なので…


「4号」バナナは「パナマ病」ではない。


という一応の自己診断をしたいと思う。



ところで…



この相談を専門家の方に持ちかけるときにドサクサに紛れてもう一つ質問をしておいた。

「小笠原種バナナの学名、ゲノムタイプって確定しているのでしょうか?」

学名はともかく、ゲノム記号は何らかの回答が得られるかも、と思ったわけで。
何せメリクロン苗やらGMバナナも実用化しているのに専門家の世界ではわかっているはずであり…

気になるゲノムタイプの回答は…


「おっ!?そういえば…」


管理人にはそう思えたゲノムタイプであった。
長年の頭の隅の曇りが消え去ったようでこれでスッキリした。

あまりに嬉しいのでこれは公表しないでおこうと思う。
管理人は性格が悪い。
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「何とかバナナハートだけでも見たい」とマンションのベランダで島バナナを育て始めたことから、ついには養液の泥沼に陥る記録。
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