2012年度の栽培装置。
栽培装置を考えて作ることも養液栽培の面白さで、「養液の沼」にハマるきっかけにもなる。(笑)
で、更に何度でも懲りずに改良をしてみたくなる。
でもやるからには今回の改良は…
・養液消費量を減らす。
・エアレーション電力を減らす。
・養液管理の手間を減らす。
の省コスト、手抜き化を目標にしてみた。
…と書くとかっこ良くも思えるが、単にケチ臭く、しかもラクしたいだけのこと。
そしてそのために選んだ仕組みが「保水シート耕」というわけ。
「保水シート耕」は「毛管水耕」の派生方式というように思っていたのだけれど、
どうやらちょいとニュアンスが違っているようで…
「保水シート」という「固形培地」を使った養液栽培だというイメージで研究されてるのだとか。
それでは「水耕栽培」ではないということ?
でも根先は栽培ベッド内の湛液部に水没するので「湛液水耕」の部分も併せ持っている。
保水シートを使う固形培地耕と湛液水耕の「ハイブリッド」的な養液栽培とでも考えたらいいかも。
ということでなるべく安上がりに改良をしてみたが…
まずはトマト用の「定植台」をざっと作ってみる。
段ボール箱にオモリ用レンガや使用済みの古土を詰め込んで栽培ベッド内に沈める台にする。

ところがこの重量の加減が大変だった。
容器は発泡スチロール、熱対策で底を浮かせるのであまり重すぎると強度的な不安があるし、
かといって軽過ぎると浮力に負けて栽培ベッド内にプカプカと浮かんでしまう…
この調整に情けないほど手間取った。
ましてや最終的な養液量がハッキリしてないのに、
浮かないようにギリギリの重さで、とか無計画過ぎ。
何度も重さを加減しなおして何とか出来た感じ。
お陰で二度と同じものは作れない貴重な定植台が出来た。(笑)
次は「保水シート」を作る。

ここは代用できるものがなかなか無い「透水防根シート」(東洋紡製)は素直に小口購入。
シート本体になる吸水素材は
「ポリエステル100%」のマイクロファイバーナントカとかいう100均モノで十分代用可。
マイクロファイバークロスを透水防根シートで包んで…

ビニール袋に入れたダンボール箱のおもりに巻いて定植台完成。

栽培ベッドの中がここまで狭くなって20Lの容器に7Lしか養液が入らなくなった。
マイクロファイバー素材が養液を吸い上げてくれるので数時間で定植台上面まで湿ってくる。
この上から根がシート上を這うことで、
酸素を効率的に吸収する「湿気中根」が発達するのでエアレーションは不要に。
ただそれだけだと水分吸収が不足するので根先は周囲の湛液部分に水没させて「水中根」に。
…というのが「保水シート耕」の原理。
これで「エアレーション電源不要」「養液節約」を実現出来る。
さらに湿気中根の発達で「耐暑性が上がる」という利点もあるそうだ。(ニヤニヤ)
ただしこれだけだとひとつ落とし穴がある。
それはまたそのうちに。
続けて他の装置用。

さらに「吸水スポンジ」を併用したものを…

2個作成。

これらはズッキーニと伏見甘長に。
養液量は20Lから10Lに削減。
さらに余った部材でテキトーに作ったのが…

保水シートというよりもっと原点回帰したような養液に浮かべるタイプ。
スチロールの板に同じくマイクロファイバー素材と透水防根シートを巻いている。

これは栽培ベッドに浮かべるだけで簡単だけれど、支柱が必要な物には向かない。
でもこれにもズッキーニを定植したりしている。
どうしようかな?(苦笑)
最後はゴーヤーとキュウリの大容量プランター。

スチロールでブリッジを作って保水シートを垂らすイメージで。

何だかだんだんメンドくさくなって手抜きしてるようにも見えなくも無いけど…(苦)

これはこれで従来の養液量をほぼ確保できる仕組みなので、固いこと言いっこなしという事で。(笑)
でもこれだけだとちょっと強度的に心配なので手を加えるかも。
というわけでそれほど大きな変更でもないにも関わらず手間取ってたのは、
単に管理人がドンクサイだけのことで。
でもこれでスゥーッとした!
この夏に計画停電があっても何らベランダの野菜たちには影響ないはずだ。
電気代と水道代をちょっとでも削減で少しでも安上がりな自家栽培を。
…また偽善者レベルを上げてしまいそうだ。(笑)
で、更に何度でも懲りずに改良をしてみたくなる。
でもやるからには今回の改良は…
・養液消費量を減らす。
・エアレーション電力を減らす。
・養液管理の手間を減らす。
の省コスト、手抜き化を目標にしてみた。
…と書くとかっこ良くも思えるが、単にケチ臭く、しかもラクしたいだけのこと。
そしてそのために選んだ仕組みが「保水シート耕」というわけ。
「保水シート耕」は「毛管水耕」の派生方式というように思っていたのだけれど、
どうやらちょいとニュアンスが違っているようで…
「保水シート」という「固形培地」を使った養液栽培だというイメージで研究されてるのだとか。
それでは「水耕栽培」ではないということ?
でも根先は栽培ベッド内の湛液部に水没するので「湛液水耕」の部分も併せ持っている。
保水シートを使う固形培地耕と湛液水耕の「ハイブリッド」的な養液栽培とでも考えたらいいかも。
ということでなるべく安上がりに改良をしてみたが…
まずはトマト用の「定植台」をざっと作ってみる。
段ボール箱にオモリ用レンガや使用済みの古土を詰め込んで栽培ベッド内に沈める台にする。

ところがこの重量の加減が大変だった。
容器は発泡スチロール、熱対策で底を浮かせるのであまり重すぎると強度的な不安があるし、
かといって軽過ぎると浮力に負けて栽培ベッド内にプカプカと浮かんでしまう…
この調整に情けないほど手間取った。
ましてや最終的な養液量がハッキリしてないのに、
浮かないようにギリギリの重さで、とか無計画過ぎ。
何度も重さを加減しなおして何とか出来た感じ。
お陰で二度と同じものは作れない貴重な定植台が出来た。(笑)
次は「保水シート」を作る。

ここは代用できるものがなかなか無い「透水防根シート」(東洋紡製)は素直に小口購入。
シート本体になる吸水素材は
「ポリエステル100%」のマイクロファイバーナントカとかいう100均モノで十分代用可。
マイクロファイバークロスを透水防根シートで包んで…

ビニール袋に入れたダンボール箱のおもりに巻いて定植台完成。

栽培ベッドの中がここまで狭くなって20Lの容器に7Lしか養液が入らなくなった。
マイクロファイバー素材が養液を吸い上げてくれるので数時間で定植台上面まで湿ってくる。
この上から根がシート上を這うことで、
酸素を効率的に吸収する「湿気中根」が発達するのでエアレーションは不要に。
ただそれだけだと水分吸収が不足するので根先は周囲の湛液部分に水没させて「水中根」に。
…というのが「保水シート耕」の原理。
これで「エアレーション電源不要」「養液節約」を実現出来る。
さらに湿気中根の発達で「耐暑性が上がる」という利点もあるそうだ。(ニヤニヤ)
ただしこれだけだとひとつ落とし穴がある。
それはまたそのうちに。
続けて他の装置用。

さらに「吸水スポンジ」を併用したものを…

2個作成。

これらはズッキーニと伏見甘長に。
養液量は20Lから10Lに削減。
さらに余った部材でテキトーに作ったのが…

保水シートというよりもっと原点回帰したような養液に浮かべるタイプ。
スチロールの板に同じくマイクロファイバー素材と透水防根シートを巻いている。

これは栽培ベッドに浮かべるだけで簡単だけれど、支柱が必要な物には向かない。
でもこれにもズッキーニを定植したりしている。
どうしようかな?(苦笑)
最後はゴーヤーとキュウリの大容量プランター。

スチロールでブリッジを作って保水シートを垂らすイメージで。

何だかだんだんメンドくさくなって手抜きしてるようにも見えなくも無いけど…(苦)

これはこれで従来の養液量をほぼ確保できる仕組みなので、固いこと言いっこなしという事で。(笑)
でもこれだけだとちょっと強度的に心配なので手を加えるかも。
というわけでそれほど大きな変更でもないにも関わらず手間取ってたのは、
単に管理人がドンクサイだけのことで。
でもこれでスゥーッとした!
この夏に計画停電があっても何らベランダの野菜たちには影響ないはずだ。
電気代と水道代をちょっとでも削減で少しでも安上がりな自家栽培を。
…また偽善者レベルを上げてしまいそうだ。(笑)
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