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ばなはー

Date : 2011年08月21日



「4号」バナナは「パナマ病」なのか?検証してみる。(本日5発目)

「4号」バナナの偽茎途中から飛び出した新葉がほぼ展開終了。



気になるサイズはやはり小さい。



ほぼ葉身だけで50cmの長さ。
子バナナの葉身の3分の2程しかない。

でもこれが出蕾前の葉身のサイズダウンとは思えないところがある。
カタチに普通ではない違和感があり、恐らく生育障害による奇形ではないかと…


そして肝心なパナマ病罹病の可能性は?


昨日

葉鞘が裂けている。
これは典型的なパナマ病の症状。

で、葉っぱは…



多少縁が傷んでいるものの黄変していない。
これは発症してからの時間を考えると「パナマ病」にしてはおかしい。

さらに偽茎の葉鞘…



タテに線状のシミ。
維管束に沿うシミのように思える。

これはパナマ病でも出る症状。


さてどう判断するか?


沖縄方面の某公的研究機関のお二方の専門家の方から頂けた回答はいずれもほぼ同じ。

写真のみの簡易同定でかなり無理に所見を頂いたので可能性として2つ。
1つは…

「パナマ病」罹病の疑い。

もう1つは…

「生育障害」の疑い。


さすが専門家の方らしく色々可能性を指摘して頂けた。



…ってことだが結局これでは解からん。(苦笑)



ただし大きく判断を左右する2つのポイントが…

「パナマ病」は「萎凋病」であるので、徐々に枯れてくるということと、生長が止まるということ。
新葉が展開して、しかも古い葉が枯れずに存在していることは矛盾している。

可能性はかなり低いと判断するべきでしょうなぁ。

偽茎が裂けるという症状も「生育障害」として説明できるし、偽茎表面の維管束に沿うシミも「フザリウム」ではない別の菌による症状だとすれば全て否定できてしまう。
変なところから新葉が偽茎を自ら割って出てきたというのは「萎凋病」ではあり得ないことであろうし。
このことは新葉が普通に外に出ることを阻止してしまうほど、
偽茎の上部に何らかの生育障害が特にひどく出ていたと考える方が自然だと思う。

なので…


「4号」バナナは「パナマ病」ではない。


という一応の自己診断をしたいと思う。



ところで…



この相談を専門家の方に持ちかけるときにドサクサに紛れてもう一つ質問をしておいた。

「小笠原種バナナの学名、ゲノムタイプって確定しているのでしょうか?」

学名はともかく、ゲノム記号は何らかの回答が得られるかも、と思ったわけで。
何せメリクロン苗やらGMバナナも実用化しているのに専門家の世界ではわかっているはずであり…

気になるゲノムタイプの回答は…


「おっ!?そういえば…」


管理人にはそう思えたゲノムタイプであった。
長年の頭の隅の曇りが消え去ったようでこれでスッキリした。

あまりに嬉しいのでこれは公表しないでおこうと思う。
管理人は性格が悪い。
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バナナにハダニ猛威。(本日4発目)

暑さが一段落した頃から思っていたのだけれど、ムシの動きが活発になった気がする。

涼しくなったわけでクルマで移動する時もエアコン切って窓開けて走ってたら、
いつの間にかクルマの中がヤブ蚊だらけになってたりして。
最近ヤブ蚊すら暑すぎるのかほとんどいなかったのに。

ハダニの再発は涼しくなる前からだったと思うが増えるスピードがとんでもなくなってきた。
今日はあまりの勢いに急遽「粘着くん」散布をすることにした。



子バナナも移動しての全身散布。



それにしても「5号」のサイズがこの一夏で一気にサイズアップしている。
この勢いを維持するためにも何とかハダニを食い止めねば…

伏見甘長収穫16~59本目。(本日3発目)

伏見甘長は大量にぶら下がってた実をやや早採りも含めて一気に収穫。



豊作というより、大漁、の方がしっくりする。
44本の収穫。

この写真眺めるだけで何杯か飲めそうだ。(笑)

しかしここに来て蕾や花の落下が目立ち始めた。
あんまり記憶にないくらいの割合であったりする。

pH 5.5のEC 2.44。

落花の原因が思い当たるところがない。
勝手に受粉できてる花もあるのでこれは初めてのケースかも…

ゴーヤー収穫20~25本目。(本日2発目)

秋雨前線の南下で雨が久し振りに当地に降るようになった。
室温も一気に6℃も低下した。

しかしどうも極端に降り過ぎる「ゲリラ」的傾向は当地にも。
本日の夕方は視界がかすむくらいに豪雨と雷と風が。


ゴーヤーの草勢はやや低下傾向。



雄花ばかりで雌花がほとんど咲かなくなった。
かなりの結実があるので気温が更に下がればもう終息になりそう。

…ということで今日はやや早採りすることにした。



16~23cmを6本。

手榴弾みたいな1本を除き5本を実家へ出荷。
あともう少しで終了かな?

それでも養液の減りはまだまだかなりのもの。
今朝も約25Lを加水。
pHは相変わらず下降傾向。
EC値は2.63。


ウリノメイガが来る前にもう少し収穫できればいいのだけれど…

「オレンジキャロル」をバッサリ。(本日1発目)

収穫は今年も残念だった「オレンジキャロル」だった。
トマトサビダニにやられた株が痛々しいので…



根元でバッサリ。
親株はこれにて終了。

…で挿し木した親株の先端から脇芽が伸びてきているので、
11月くらいまでこれが何とかならんかなと。



実は花が咲き始めている。
サビダニが移らないようにも親株を取り除いたわけなのだけれど。

水の噴霧でとりあえず予防策と。


しかしここからの養液管理が難しい。

現在pH 7.2 EC 0.51。
気温の下がり方の予測が難しいので今EC値を上げるべきかどうか悩んでいる。
EC 0.9位まで上げてもいいかと思うのだけれど、
窒素過多が今度再発したらもう今シーズンは終わりだろうし。

プロフィール

K_ichi

Author:K_ichi
「何とかバナナハートだけでも見たい」とマンションのベランダで島バナナを育て始めたことから、ついには養液の泥沼に陥る記録。
でもバナナは家庭菜園に入りますか?

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